キリスト教入門講座
2024年5月12日
カトリック香里教会
聖書講座 「神の救いの歴史」開講のご案内
カトリック香里教会主任司祭:林 和則
聖書の舞台は「人類の歴史」です。具体的には紀元前2000 年代頃から紀元100年頃までのイスラエルの民族の歴史が取り上げられていますが、「イスラエル」という固有の民族の歴史を通して、「神は人類の歴史と共に歩んでくださる」という普遍的な真理が表されています。
神は「イスラエル」の民だけを愛し、特別扱いをしているわけではありません。
他の民族も同じ愛をもって愛しているのです。ただイスラエルの民の信仰的感受性が非常に強いことは聖書を読めばわかります。ですから、神の人類への関わりを、熱情的なまでの人類への愛を「イスラエル(あくまでも聖書の中の)」の民がもっともよく表現することができたといえます。
神がいかに私たち人間を愛し、求め、救おうとされたのか、その神の救いの歴史が聖書の中に凝縮されています。
この講座では旧約、新約の中でそれがもっともよく現わされている箇所をいくつか取り上げて、聖書学的な解釈に基づきつつも、今も私たちの歴史を貫いている「神の救いの歴史」に触れて頂くことを目指します。
第一回目は6 月8 日(土)10 時より、カトリック香里教会信徒会館にて行います。初回はまずは聖書の読み方について、そして創世記冒頭の神話的な人類の誕生の物語をとおして語られている神学的人間論、キリスト教が人間存在をどのように考えているかについてご一緒に味わって行きたいと考えています。
基本的に毎月の土曜日の朝10 時から11 時半までで、第四土曜日は休講にします。8 月、また年末年始、3 月から4 月の年度の変わり目も休講といたします。
来年春までの1 年間の講座です。
ただ葬儀が入ったなどの急用によって臨時的に休講になる場合があります。
信徒の方、また信徒の方でなくとも参加が可能です。
出欠は取りません。また途中で参加を取りやめることも全く自由です。
気軽にご参加ください。
お申し込みはカトリック香里教会の事務所(月―土9 時~17 時 電話:072-834-3800)までお問合せください。